リザルトに関して
Grand Prix de Nagaragawaにご参加くださった選手の方からコメントでご要望をいただきました。
長文となってしまいそうなので記事として残します。
リザルトをポイント圏内しか発表しないのには実はわけがあります。
自転車ロードレースはヨーロッパの文化では「勝利」を求める競技です。
私が海外で活動していた当時、フランスのチームメートからレースが終わって聞かれる質問はいつも
「勝ったか?」
でした。
順位やタイムではないんです。
マラソンやヒルクライムやエンデューロの感覚ではありえないと感じられる方も多いかもしれません。
ただ。。
参加して下さる選手の競技レベルの向上を目的として開催するレースの主催者として
ヨーロッパに近いレース環境をこの地域に作っていきたい主催者として
ロードレースの本当の楽しさを伝えていきたい主催者として
「選手にもっと勝つことに執着してほしい」
こんな思いからリザルトはポイント圏内しか発表しないことにしています。
完走できなかったことが恥ずかしいことではないんですよ。。。
勝利を目指してチャレンジすることをもっともっと称えてあげる。。。
完走できなくても、勝利を目指して逃げていたことを周りから称えられる。。。
こんな、本場ヨーロッパのようなレース文化が根付く、これが今の日本には必要だと強く感じています。
今週チャレンジしたけどダメだったら来週また違ったことを試せばいい環境。
たまにしか完走しないけど、完走した時は逃げに乗って上位入賞!
本場に近い環境をこの地域に作ることができれば、もっともっとロードレースの本質が伝わっていくと信じています。
それができるのは。。。
この地域の選手の皆さんだと。
そう信じて、これからもレースを開催し続けます。
今後ともCOUPE DE AACAをどうぞよろしくお願いいたします。