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「 Yasunoriaaca 」 ブログ

2017年から加藤個人のブログに戻ります。更新頻度は?はてさて。。。

Jelajah Malaysia UCI AsiaTour2.2 第1ステージ

f:id:yasunori0625:20151209224026j:plainJelajah Malaysia(UCI AsiaTour2.2、12月9~13日)

第1ステージ(クアラルンプール~プトラジャヤ、152.9km)


●出場選手

ジャイ・クロフォード

伊丹健治

野中竜馬

中西重智

阿曽圭佑


●レースレポート

マレーシアの首都・クアラルンプールと近郊都市を舞台に開催される、ジェラジャ・マレーシア(Jelajah Malaysia)が12月9日に開幕した。この時期のサイクルロードレース界はおおむねシーズンオフで、来シーズンに向けた準備を行う時期だが、来年8月のリオ五輪出場枠にかかるポイントが12月31日までであることや、UCIアジアツアーは世界でもひと足早く2016年度のレースが始まっており、UCIロードレース世界選手権エリート男子ロードレースの出場枠獲得にも関係する。それだけに、日本勢として貴重なチャンスを生かし、少しでもUCIポイントを獲得したいところだ。


今大会には、KINAN Cycling Teamが日本チーム唯一の参戦。経験豊富なオーストラリア人ライダーのジャイを、若い日本人選手たちで盛り立てるメンバー編成とした。


第1ステージはクアラルンプールをスタート後、南のプトラジャヤを目指す152.9km。反時計回りで半円を描くようなルートは、序盤に4級山岳とスプリントポイントが1つ、中盤から後半にかけて、2つ目の4級山岳とスプリントポイントが2回控える。終盤にはアップダウンが待ち受けており、フィニッシュ手前約2kmでは高低差にして約50mの上りを2回こなさなければならない。


KINAN Cycling Teamは、好調な選手が積極的にレースを動かし、他の選手がそれをサポートをすることをチームオーダーに、逃げや追走には確実に乗ろうとミーティングで確認をした。


レースは序盤からアタックの応酬。決定的な逃げが決まらないまま、1つ目の4級山岳と1回目のスプリントポイントを通過。KINAN勢はこれらには絡まず、次なる展開に備える。そしてレースが動いたのは、スタートから約70km地点。スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム、チーム ホンコンチャイナといった力のある選手をそろえたチームが複数選手を送り込む、最大31人の先頭集団が形成される。次々と乗り込んだ選手の中には、ジャイの姿も見られる。


結果的に、この集団がそのままステージ優勝争いへと移っていった。ジャイを除くKINAN勢4選手は後方集団に待機となり、完走を目指すグループに位置した。


残り20kmを切ると、先頭集団では勝利を意識してのアタックが次々と発生。これにジャイも加わったが他チームのマークが厳しく、抜け出すまでには至らない。そして、残り10kmを切りアップダウンが激しくなったところで、フランシスコ・マンセボ(スペイン、スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム)ら3選手がアタックに成功。さらに残り3kmを目前にマンセボが再度のアタックに成功。独走態勢へと持ち込んだ。


かつてグランツールで総合優勝争いを繰り広げるなど、実績では出場選手の中で群を抜く存在のマンセボ。ペダルを緩めることなく、そのままフィニッシュへ。2位に1分以上の差をつけてステージ優勝を決めた。


終盤までステージ優勝争いに加わったジャイは第3グループでフィニッシュへとやってきた。最後はスプリントで他選手の先行こそ許したものの、トップから1分21秒差の6位でフィニッシュ。f:id:yasunori0625:20151209224143j:plain


後方でレースを進めた選手たちは、それぞれグルペットでこのステージを終えた。阿曽はトップから10分41秒差の43位、伊丹と野中は14分03秒差でそれぞれ75位、84位。なお、このステージでは伊丹と野中のグループまでが完走を認められ、35分29秒遅れでフィニッシュした中西はタイムアウトにより失格となってしまった。


出走109選手中、完走が87人と、第1ステージから早くもサバイバルの様相を呈している。東南アジア特有の暑さや、12月という時期的な面もレース内容に影響していると見られる。そうした中でも、KINAN勢はジャイが総合で1分33秒差の7位と好スタートを切った。第2ステージ以降は、ステージ順位はもとより、ジャイの総合成績も意識しながらのレースとなるだろう。


10日に行われる第2ステージは、プトラジャヤでの16.5kmチームタイムトライアル。終始細かいアップダウンがあり、チーム力がそのまま反映されるコースと見られている。KINAN Cyciling Teamのスタートは、現地時間10時12分(日本時間11時12分)と予定されている。

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●ジェラジャ・マレーシア第1ステージリザルト

1位 フランシスコ・マンセボ(スペイン、スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム) 3時間31分55秒

2位 チュン・キンロク(香港、チーム ホンコンチャイナ) +1分03秒

3位 マルセロ・フェリペ(フィリピン、チーム セブンイレブン ロードバイクフィリピンズ)

4位 キム・オクチョル(韓国、韓国ナショナルチーム) +1分21秒

5位 サイフル・アヌアル・アジズ・モアド(マレーシア、テレンガヌ サイクリングチーム)

6位 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team)

7位 アンドレア・パリーニ(イタリア、スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム)

8位 チューン・ヒュアト・ゴー(マレーシア、テレンガヌ サイクリングチーム)

9位 メヘル・ハスナウイ(チュニジア、スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム)

10位 ムハンマド・ファウザン・アーマド・ルトフィ(マレーシア、ポリスディジャラマレーシア)

43位 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +10分41秒

75位 伊丹健治(KINAN Cycling Team) +14分03秒

84位 野中竜馬(KINAN Cycling Team)

タイムアウト 中西重智(KINAN Cycling Team) +35分29秒


●総合成績

・個人総合時間賞

1位 フランシスコ・マンセボ(スペイン、スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム) 3時間31分43秒

2位 チュン・キンロク(香港、チーム ホンコンチャイナ) +1分06秒

3位 マルセロ・フェリペ(フィリピン、チーム セブンイレブン ロードバイクフィリピンズ) +1分11秒

4位 サイフル・アヌアル・アジズ・モアド(マレーシア、テレンガヌ サイクリングチーム) +1分30秒

5位 アリン・イスワラ(インドネシア、ペガサス コンチネンタルサイクリングチーム) +1分32秒

6位 キム・オクチョル(韓国、韓国ナショナルチーム) +1分33秒

7位 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team)

8位 アンドレア・パリーニ(イタリア、スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム)

9位 チューン・ヒュアト・ゴー(マレーシア、テレンガヌ サイクリングチーム)

10位 メヘル・ハスナウイ(チュニジア、スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム)

43位 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +10分53秒

75位 伊丹健治(KINAN Cycling Team) +14分15秒

83位 野中竜馬(KINAN Cycling Team)


・ポイント賞

1位 フランシスコ・マンセボ(スペイン、スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム) 18pts

2位 チュン・キンロク(香港、チーム ホンコンチャイナ) 17pts

3位 サイフル・アヌアル・アジズ・モアド(マレーシア、テレンガヌ サイクリングチーム) 11pts


・山岳賞

1位 アミルル・マズキ・ヌル(マレーシア、テレンガヌ サイクリングチーム) 8pts

2位 ハミド・ベイッコルミジ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) 4pts

3位 アリン・イスワラ(インドネシア、ペガサス コンチネンタルサイクリングチーム) 1pt


・ヤングライダー賞(25歳以下)

1位 キム・オクチョル(韓国、韓国ナショナルチーム) 3時間33分16秒

2位 ディラン・ニューベリー(オーストラリア、データ#3シマンテックレーシング p/b スコディ) +05秒

3位 ソフィアン・ナビル・オマル・モフド・バクリ(マレーシア、ナショナルスポーツカウンシル・オブ・マレーシアサイクリングチーム) +07秒


・チーム総合時間賞

1位 スカイダイブドバイ プロサイクリングチーム 10時間38分27秒

2位 チーム ホンコンチャイナ +2分06秒

3位 チーム セブンイレブン ロードバイクフィリピンズ +2分20秒

12位 KINAN Cycling Team +23分23秒


・アジアチーム総合時間賞

1位 チーム ホンコンチャイナ 10時間40分33秒

2位 チーム セブンイレブン ロードバイクフィリピンズ +14秒

3位 ピシュガマン・ジャイアントチーム +2分40秒

10位 KINAN Cycling Team +21分17秒



●監督・選手コメント

・石田哲也監督

「選手もスタッフも、まだマレーシアの暑さに慣れていない。今日のステージは、各チームの強い選手たちが先頭集団を形成した時点で、前のグループと後ろのグループとに大きく分かれてしまった。ジャイともう1人を前のグループに送り込みたかったが、結果自体はそれほど悲観するほどのものではない。明日のチームTTをクリアすれば、第3ステージからは少しずつレースを動かしやすくなるのではないかと思っている」


・ジャイ・クロフォード

「とにかく暑かったね。でも、まずまずのレースができたと思うよ。このレースはスプリント勝負になることが多いが、今回は上りもあって例年とは違った展開になった。調子は良いので、3級山岳が前半に控える第4ステージをターゲットに戦っていきたい」


・伊丹健治

「序盤はアタック合戦でレースが落ち着かなかった。何より暑さが厳しかった。ステージをこなしていきながら、調子を上げていければと思っている」


・野中竜馬

「正直、走ってみての感覚がよくなかった。暑さはそれほど気にならないが、コンディションがよくならないことには話にならない。何とか終盤2ステージで勝負できるくらいまでには上げていきたい」


・中西重智

「序盤から遅れてしまい、グルペットで完走を目指そうにも集団を牽く選手が少なく、2~3人で回しているような感じだった。100km近く牽き続けたので、最後はボロボロになってしまった」


・阿曽圭佑

「このレースに調子を合わせてきていただけに、前方の集団には乗っておきたかった。ジャイがアタックして合流するところを見ていたので、その動きに合わせられたら違った展開になっていた。暑さについては、良い感じで汗が出ているので、今後のステージではもっと動けるようになると思う」



写真・レポート 福光俊介