「 Yasunoriaaca 加藤康則」 のブログ

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JBCF 群馬 CSC ロードレース Day-2

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2016 年 J プロツアー第 6 戦「第 8 回 JBCF 群馬 CSC ロードレース Day-2」
不運の連続も野中竜馬が意地の完走
24th April 2016
● 2016 年 J プロツアー第 6 戦「第 8 回 JBCF 群馬 CSC ロードレース Day-2」 2016年4月24日開催
6km×20周回
● KINAN Cycling Team 出場選手
阿曽圭佑
伊丹健治
阿曽光佑
野中竜馬
中西重智
「第 8 回 JBCF 群馬 CSC ロードレース Day-2」が 4 月 24 日、群馬サイクルスポーツ センター(CSC)周回コースで開催された。
日本人選手 5 人で挑んだ KINAN Cycling Team は、レース中盤から終盤にかけて不運なトラブルが連続。
前日の Day-1 に続く上位進出こそ逃したが、野中竜馬が完走して意地を見せた。
同じ会場で連戦となる“Two In One”大会の今回。
23 日の Day-1 で KINAN 勢は野中が 4 位に入った。
その勢いのまま迎えた Day-2 は、前日と同じメンバーである野中、阿曽圭佑、 伊丹健治、阿曽光佑、中西重智の 5 選手がスタートラインに立った。
前日は 6km の周回コースを 14 周で争われたが、この日は 20 周とレース距離が伸び、各チームの狙いが変化することが予想された。
その通り、序盤から逃げ狙いのアタックが頻発し、やがて容認される、逃げが全く決まらなかった前日とは違った展開となった。
KINAN 勢は序盤から阿曽光佑や伊丹らが積極的に前方をうかがう。
そして、2 周目に伊丹が 9 人の逃げグループに加わった。
その後 4 選手が合流し、13 選手が先を急いだ。
中盤に入り、逃げる 13 人とメーン集団との差が最大 3 分 45 秒まで広がる。
前を行く伊丹 以外の 4 人はメーン集団に待機。
ライバルチームがコントロールする集団にあって、阿曽 兄弟が前方に位置し、次なる展開に備えた。
しかし後半に入り、順調にレースを進めていた KINAN 勢に不運が襲う。
16 周目に野中 のバイクがメカトラブル。
阿曽光佑からバイクを借りて再び走り出した野中だが、逃げグ ループとのタイム差を縮めるべくペースを上げていたメーン集団から大きく遅れてしまった。
逃げグループから下がっていた伊丹が最後の力を振り絞り、集団復帰を目指す野中の アシストに回ったが、集団復帰はかなわず。
メーン集団から後れを取っていた中西、アシストを終えた伊丹はバイクを降りている。
また、野中にバイクを渡し、自身はスペアバイクで走った阿曽光佑も、再度本来のバイクに乗り換えたものの、メーン集団とのタイム差が大きくなったためタイムアウトとなった。
そして、唯一集団に残っていた阿曽圭佑にもアクシデントが発生。
ラスト 1 周の鐘を聴いた瞬間に他選手と接触し落車。
地面に強く叩きつけられてしまい、そのままリタイアとなった。
KINAN 勢は、集団から遅れながらも完走を目指し走り続けた野中が、チームでただ 1 人 のフィニッシュ。
なお、優勝争いは集団スプリントとなり、Team UKYOのスペイン人選手、ジョン・アベラストゥリイザガ選手が勝利。
前日に続く 2 連勝を果たした。
フランス遠征、国内レースとを並行して参戦してきたKINAN Cycling Teamの次戦は、4 月29~30日の「KINAN COUPE DE AACA」第4戦が予定されている。
その後しばらくは、主戦場である UCI アジアツアーを転戦する。
5 ~ 6 月にかけては、シーズン前半の重要レースが控えていることもあり、選手たちの調整スピードが上がってくるだろう。


第 8 回 JBCF 群馬ロードレース Day-2

P1(6.0km × 20 周)結果
1ジョン・アベラストゥリイザガ(スペイン、TeamUKYO) 2時間55分12秒
2吉岡直哉(那須ブラーゼン) +0秒
3中根英登(愛三工業レーシングチーム) +0秒
4ホセ・ビセンテ(スペイン、マトリックスパワータグ) +0秒
5畑中勇介(TeamUKYO) +0秒
6小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +0秒
7綾部勇成(愛三工業レーシングチーム) +0秒
8ヴァラド・ジェゾン(フランス、ニールプライド・南信スバルサイクリングチーム) +0 秒
9増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +0秒
10ベンジャミ・プラデスレベルテ(スペイン、TeamUKYO) +0秒
70 野中竜馬(KINAN Cycling Team) + 7 分 1 秒
DNF 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team)
DNF 阿曽光佑(KINAN Cycling Team)
DNF 伊丹健治(KINAN Cycling Team)
DNF 中西重智(KINAN Cycling Team)
●監督・選手コメント
石田哲也監督
「野中のメカトラブル、阿曽圭佑の落車と、不運が重なってしまった。前半はある程度チームとしての形ができていただけに、優勝争いに絡むことができなかったのは残念。それでも、阿曽光佑や中西らアシスト陣が機能し、前日と比較し動きの修正ができた点は収穫だ。今後は UCI アジアツアー、全日本選手権が待っているので、そこでしっかりと結果を残していきたい」
阿曽圭佑
「落車は運がなかった。それまでは脚に余裕があったし、レース終盤でも集団の先頭付近で上りに入るなど、よい形で走れていた。上りでのアタック、またはゴールスプリントなど、集団に自分だけしか残っていない状況下で順位を狙っていくつもりだった。自分も含め誰もが集中している中で、とっさの判断ができなかったことが落車につながってしまったと思う」
伊丹健治
「序盤から逃げグループには入ったものの、調子がベストではなく逃げ続けるのは難しいかなと思っていた。グループ内でのポジションを変えるなどして、できるだけ力を使わないよう心がけていたが、上りをこなしていくにつれて消耗してしまった。フランスから帰国して、まだ少し時差ぼけがあるのかもしれない。逃げグループのペースが速く、集団に対し 3 分以上リードしたときには逃げ切りもあるかなと思っていた。結果的に集団に捕まったが、他チーム同様 KINAN からも複数メンバーが逃げに入っていれば、違った展開になっていたのかもしれない」
阿曽光佑
「逃げ狙いのアタックをチェックにいこうとして、中途半端な位置を走ってしまった場面があったのは反省点。野中さんがメカトラブルに陥ったときに、もう少し早くバイクを渡せていればよかった。集団内では前方に位置するよう努め、いつ動きがあっても合わせられるように準備していた。体の動きもよくなってきたので、次のレースにつなげたい」
野中竜馬
「前日と比べ、体調があまりよくなかった。それでも、最後まで集団に残ることができれば、勝負に絡めるかなと思っていた。集団のペースアップに合わせて、落ち着いてポジションを上げられていたが、その後思い通りにはいかなかった。メカトラブルは、ブレーキシューがホイールに当たった格好。調整しようとしたが、上手くいかなかった」
中西重智
「上りでレースペースに合わせられなかった。野中さんや伊丹さん、(阿曽)圭佑のアシストができず悔しい。完走すらできないようではいけないと感じている。もう一度コンディションを整えて、戦える状態を作っていきたい」

text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

 

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