「 Yasunoriaaca 加藤康則」 のブログ

2017年から加藤康則の個人ブログに戻ります。更新頻度は?はてさて。。。

ツアー・オブ・ジャパン(Tour of Japan, UCI Asia Tour 2.1)第8ステージ 東京 112.7km

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photo:Satoru Kato

ツアー・オブ・ジャパン

UCI Asia Tour 2.1 5月29日~6月5日)

 

2016.6.5 第8ステージ 東京 112.7㎞

 

キナンサイクリングチーム出走選手

 

ジャイ・クロフォード

リカルド・ガルシア

ウェズリー・サルツバーガー

マルコス・ガルシア

野中竜馬

 

大阪の堺をスタートし、8日間に渡り開催されてきたツアー・オブ・ジャパン。最終ステージは東京の中心街・日比谷をスタートして大井ふ頭の周回コースにゴールする112.7㎞。アップダウンが全くないスプリンターステージだ。

 

前日の伊豆ステージで変動が無かった個人総合順位ではあるが、2位マルコス・ガルシアと、3位ミルサマ・ポルセイエディゴラコール(タブリーズ・シャハルダリ)との差は9秒から3秒に詰められていた。この日はホットスポット(中間スプリント)が3回あり、首位で通過すれば5秒のボーナスタイムを獲得できる。ポルセイエディゴラコールが1回でも首位通過すれば、2位と3位が逆転する。

 

キナンサイクリングチームは、マルコスの総合2位を守る事を第一目標とし、3位のポルセイエディゴラコールにボーナスタイムを取らせない事を全員が確認してレースに臨んだ。

 

午前11時、日比谷シティ前をスタートしたレースは、リアルスタートが切られると同時にアタック合戦が始まる。大井ふ頭の周回コースに入ってもなかなか逃げが容認されないまま進行。ようやく10人の逃げが容認されたのは全14周回するうちの3周目に入ってからだった。

 

リーダーチームのチーム右京が2人しかいないため、事実上集団コントロールが出来ない状態の中、キナンサイクリングチームが集団をコントロール。総合上位勢の不用意な飛び出しを警戒しつつ、逃げ集団との差を2分前後に維持する。レースが中盤に差し掛かると、NIPPOヴィーニファンティーニも集団コントロールに加勢。終盤には愛三工業レーシングチームや日本ナショナルチームなど、スプリンターで勝負したいチームが前に集まり、逃げ集団との差を1分以内まで詰める。

 

しかし、逃げ集団も6人がしぶとく逃げ続け、最後まで集団が捕まえる事は出来ず。スプリント勝負をサム・クロームアヴァンティ・アイソウェイスポーツ)が制した。

 

マルコス・ガルシアはメイン集団内でゴール。リーダージャージのプジョル、3位のポルセイエディゴラコールも同じ集団内でゴールしたため、個人総合順位2位が確定した。

 

この日のレースは終始1列棒状でレースが進行。平均スピードは49.1km/hという超ハイスピードレースだった。

 

<第8ステージ東京 結果>

1位 サム・クロームアヴァンティ・アイソウェイスポーツ) 49.1km/h

19位 マルコス・ガルシア +19秒 

34位 ジャイ・クロフォード +19秒

60位 リカルド・ガルシア +32秒

66位 ウェズリー・サルツバーガー 1分01秒

70位 野中竜馬 +4分30秒

 

<個人総合順位>

1位 オスカル・プジョル(チーム右京) 13時間37分48秒

2位 マルコス・ガルシア +1分05秒

3位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール(タブリーズ・シャハルダリ) +1分08秒

 

16位 ジャイ・クロフォード +6分04秒

23位 リカルド・ガルシア +15分11秒

51位 ウェズリー・サルツバーガー +39分33秒

54位 野中竜馬 +54分32秒

 

 

<選手コメント>

 

マルコス・ガルシア
今回、成績が出せて幸せだ。そして今日は特にチームメートに感謝し、ありがとうと言いたい。チームのみんなは非常によくやってくれた。 キナンサイクリングチームはツールド熊野で優勝するよ!


ジャイ・クロフォード
TOJはいつも難しいレースだ。富士山ステージは、ほとんど毎年個人総合を確定させる。僕の富士山での調子は残念なものだった。 10日前のインドネシアでは調子が良かった。でも僕の体調はリカバリーするには時間が短かった事と、不運な落車もあって富士山には間に合わなかった。 これはリカルドも同じだった。 幸いなことにマルコスはスペインの自宅でとても良く準備をして、キナンサイクリングチームの為に良いリザルトを残すことができた。 プジョルはとても強かった。彼にはアシストがほとんどいなかったのに総合優勝してしまった。

 キナンサイクリングチームは来年、優勝するために再び戻ってくるよ!


リカルド・ガルシア

とても強力な10人の逃げで、僕らはマルコスのために集団をコントロールした。途中からNIPPOも牽引に加わってくれたおかげで、総合2位を守ることができた。 この結果にはとても満足しているよ。

ウェズリー・サルツバーガー

とても難しいレースだった。 今回の結果は、チームの大きな成功と成長を示すものとなったし、キナンサイクリングチームは強いチームとして認められたと思う。 僕も含めてインドネシア組は完全に回復できていなかった。 でもツールド熊野では良い調子になると思うよ!

野中竜馬
最終日の今日はマルコスが総合で2位につけていたが、総合3位とは秒差だったので気が抜けないステージだった。チームは3位の選手を逃がさないように前半から動いた。結果的に総合とは関係ない逃げが出来て、マルコスの総合2位が守れたので良かった。個人としてはこのTOJを通して登りのステージではあまりチームに貢献する事が出来なくて悔しい思いもした。けれど、今後のレースで自分の持ち味を活かせる時が来たら全力で狙っていきたい。

最後に、応援してくれたファンの皆様にありがとうとお伝えしたい。特にホームコースのいなべステージでは、沢山の応援と道路に書かれたペイントに本当に力が湧いてきた。また来年も沢山の方に応援されるチームでありたいと思う。

本当にありがとうございました。マルコスおめでとう!!!

 

石田哲也監督

インドネシアから好調をキープしTOJに望めた事は良かった。

前半の平坦ステージでは力を温存し、後半に集中した事がうまく成績に繋がった。

また、チーム力という面でも安定してきている。

伊豆、東京では、1クラスのレースでもチームとして機能できたので、それはとても大きな成果です。

そして、個人総合2位という成績はこの後に続くツールド熊野へ向けて良い弾みになりました。

去年から積み重ねてきた事に成績が付いてきて、チームの雰囲気もとてもいい状態。このまま好調をキープしてトップシーズンを乗り切りたいです。

ツールド熊野の応援、よろしくお願いします!!!

 

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