「 Yasunoriaaca 加藤康則」 のブログ

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Tour de 熊野(Tour de KUMANO, UCI Asia Tour 2.2) 第1ステージ 114.1km

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Tour de 熊野第 1 ステージでジャイが 8 位フィニッシュ 積極的なレースコントロールで次のステージにつなぐ

17th June 2016

 

● Tour de 熊野(Tour de KUMANO, UCI Asia Tour 2.2) 第1ステージ 114.1km

●出場選手
ジャイ・クロフォード
伊丹健治
マルコス・ガルシア
リカルド・ガルシア
野中竜馬
ウェズリー・サルツバーガー

国内3大ツアーの1つ「Tour de熊野」2016年大会は6月17日、和歌山県新宮市で第1 ステージを実施。ホストチームとして臨んでいるKINAN Cycling Teamは、キャプテン のジャイ・クロフォードが 8 位でフィニッシュ。その他 5 選手もトラブルなくレースを終 え、第 2 ステージへとつなげている。

前日のプロローグは 0.7km の個人タイムトライアルだったこともあり、全体的に僅差で この日を迎えている。KINAN 勢は 6 人いずれもトップからのタイム差は少なく、展開次第では個人総合時間賞首位のリーダージャージをいつでも狙えるポジションに位置する。

第 1 ステージは、新宮駅前を出発。しばらくパレード走行を行った後、熊野川温泉さつき 前をスタート・フィニッシュとする 16.3km の周回コースを舞台にレースが行われた。7 周回、114.1km で設定され、細かなアップダウンこそあるもののスピードに富んだ展開となるのが例年のパターンだ。

スタートから逃げ狙いのアタックが散発し、ウェズリーやリカルドが加わった 10 人以上 の先頭グループが形成されかけた場面もあったが、いずれも決まらず。3 周回目後半に入り、ようやく 2 人がリードを開始し、次の周回では 4 人に人数を増やしてレースを先行した。

一方、メイン集団に残った KINAN 勢は積極的にレースをコントロール。集団の主導権を握り、伊丹やウェズリーが前を行く 4 人とのタイム差をチェックしながら、吸収に向けて少しずつ距離を縮めていった。

その結果、最終周回に逃げメンバーを全員キャッチ。その後、オーストラリアのステイト ・オブ・マター/マープがスプリントトレインを形成し、フィニッシュに向けてペースアップ。ステージ優勝こそジェシー・ケリソン選手(オーストラリア、ステイト・オブ・マ ター/マープ)となったが、KINAN 勢は危なげなくレースを進め、全員がフィニッシュ。 勝負どころへ向け、着実に前進した。

結果、ジャイの 8 位を筆頭に、マルコス 29 位、野中 30 位、リカルド 39 位、ウェズリー 61 位と、いずれもメイン集団でのフィニッシュ。献身的なアシストを見せた伊丹は7 分 05 秒 差の 84 位で終えている。

早くもサバイバルの様相を見せる今大会。第 1 ステージだけで出走 114 人中 26 人がリタイアまたはタイムアウトとなり、レースから去ることとなった。

翌 18 日の第 2 ステージは、109.3km の山岳ステージ。今大会のクイーンステージの呼 び声が高く、熊野名物の激坂「千枚田」を 2 回上り、最大の山岳ポイント札立峠を越える 難関コース。総合争いにおいて最重要ステージであり、KINAN 勢としても運命の一日となる。

Tour de 熊野第 1 ステージ(114.3km)結果
1 ジェシー・ケリソン(オーストラリア、ステイトオブマター/マープ) 2 時間 36 分 59 秒
2 ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チーム右京)
3 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
4 福田真平(愛三工業レーシングチーム)
5 ポール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、ステイトオブマター/マープ)
6 雨乞竜己(シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDA レーシングチーム)
8 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +3 秒

29 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +3 秒

30 野中竜馬(KINAN Cycling Team) +3 秒

39 リカルド・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +3 秒

61 ウェズリー・サルツバーガー(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +3 秒

84 伊丹健治(KINAN Cycling Team) +7 分 05 秒

●個人総合時間賞
1 ジェシー・ケリソン(オーストラリア、ステイトオブマター/マープ) 2 時間 37 分 42 秒
2 ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チーム右京) +2 秒
3 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +6 秒
4 福田真平(愛三工業レーシングチーム) +8 秒
5 ポール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、ステイトオブマター/マープ) +9 秒
6 雨乞竜己(シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDA レーシングチーム) +11 秒
20 野中竜馬(KINAN Cycling Team) +14 秒
37 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +15 秒
44 ウェズリー・サルツバーガー(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +15 秒
45 リカルド・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +15 秒
62 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +18 秒
84 伊丹健治(KINAN Cycling Team) +7 分 18 秒

●ポイント賞 ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チーム右京) 28pts

●山岳賞 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) 2pts

●チーム総合時間賞
1 ステイトオブマター/マープ 7 時間 53 分 39 秒

10 KINAN Cycling Team +11 秒

●監督・選手コメント

石田哲也監督

「メイン集団のコントロールは想定通り。ホストチームとして、積極的にレースを進めることは大切だと考えている。第 2 ステージは重要な 1 日となる。地元の方々の応援を力にして、何が何でも勝利という結果を届けたい」

伊丹健治

「強い選手が逃げグループに入ったので、自分たちを含め数チームでメイン集団をコント ロールしようと呼びかけたが、結果的に KINAN だけが牽く形になった。逃げを吸収できて、明日のステージにつなげられたことはよかった」

マルコス・ガルシア

「順調だ。調子もまずまずだし、明日が楽しみだ」

野中竜馬

「スプリントに向けて位置取りしていたが、ミスコースした選手を避けたことでポジションを下げてしまった。スタート直後は重く感じていたので、あえてアタックに反応するなどして刺激を入れながら走った。レースを進めるにつれて体が動いてきたので、フィニッシュ勝負ができる感覚があった。そう考えると、調子は悪くないと思う」

ウェズリー・サルツバーガー

「長時間集団をコントロールして、よい仕事ができた。ハードだったけど問題ないよ。強い選手が逃げ続けて、彼らを追う形になったけど、その方がボク自身のコンディションを上げるにはよいくらいだ」

text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

 

▼KINAN Cycling Teamは皆様に支えられ活動しています。

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-NPO法人 SPORTS PRODUCE 熊野 http://www.nspk.net/
-YONEX http://www.yonex.co.jp/roadbike/
-Champion System Japan http://www.champ-sys.jp/
-FULCRUM http://www.riogrande.co.jp/brand/node/2440
-IRC TIRE http://www.irc-tire.com/ja/bc/
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-ATHLETUNE http://athletune.hayato-kk.com/
-WAKO‘S http://www.wako-chemical.co.jp/
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