「 Yasunoriaaca 加藤康則」 のブログ

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第 50 回 JBCF 西日本ロードクラシック 広島大会 Day-2

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第 50 回 JBCF 西日本ロードクラシック 広島大会 Day-2 阿曽圭佑が逃げに入るなど、チームとしての機能に収穫のレースとなる

4th July 2016

●第 50 回 JBCF 西日本ロードクラシック 広島大会 Day-2 2016年7月3日開催
12.3km×12周回 → 5周回に変更

● KINAN Cycling Team 出場選手

阿曽圭佑

伊丹健治

阿曽光佑

野中竜馬

中西重智

国内最高峰のロードレースシリーズ、J プロツアーの今季第 9 戦「第 50 回 JBCF 西日本 ロードクラシック 広島大会」は、Day-2 のレースを 7 月 3 日に実施。大クラッシュが発生し、レースが一時中断になるなどしたなか、KINAN Cycling Team は阿曽圭佑がファーストアタックを決めて逃げグループで展開。チームとしての機能に収穫十分のレースとなった。

前日の Day-1 と同様、『広島県中央森林公園』が舞台。12.3km の周回コースを 12 周回・ 147.6km と設定された。J プロツアーにおけるレースレイティングが「AA」と、上位に入った際の獲得ポイントが多いこともあり、有力チームの多くが重要視したレースでもあった。KINAN 勢は、阿曽圭佑のほか、伊丹健治、阿曽光佑、野中竜馬、中西重智の 5 選手がエントリー。前日と同じメンバーで臨んだ。

この日の逃げグループ形成につながるアタックを打ったのは、阿曽圭佑。さらに選手が同調し、3 人の逃げが決まった。メイン集団はそれを容認し、1 周回目を終える頃には 50 秒差となった。

しかし、2 周回目に入り、コース後半の下りでメイン集団内に大クラッシュが発生。時速約 60km ものスピードが出ている中、多くの選手が絡む事態となり、数人が救急搬送された。救急車のコース内走行などがあり、レースは一時中断。コース上での待機を経て、一旦チームテントに戻される格好となった。

1 時間以上レースがストップする状況となったが、その間にレース再開時刻や周回数を協議し、5 周回での再レースが決定。また、阿曽圭佑ら逃げメンバーのタイム差は有効となり、50 秒差で 3 人が先行することも決まった。

KINAN 勢はいずれもクラッシュに巻き込まれず、再レースのスタートラインへ。距離が 短縮されたこともあり、阿曽圭佑ら逃げメンバーがチャンスとばかりに飛ばすが、メイン 集団も複数チームが追撃姿勢を見せたことで、3 周回目にはつかまってしまった。

ハイスピードで展開したこともあり、4 周回目が終わる頃にはメイン集団は 35 人にまで 縮小。KINAN 勢はアシストを受けた野中を集団に残すことができ、終盤の勝負に備える。

そして迎えた最終周回。アップダウンを利用して次々とアタックがかかる。野中も対応し、 有力選手の動きに乗じようと試みる。だが、一瞬の隙を突いて 3 選手が抜け出すと、みるみる間にリードが広がり、追いつくことが難しくなっていった。

結局、リードした 3 選手でのスプリントとなり、前日 3 位のホセビセンテ・トリビオ選手 (スペイン、マトリックスパワータグ)が優勝。勝負どころでの動きに力を使った野中は、トップから 21 秒差の 22 位でのフィニッシュとなった。

そのほか KINAN 勢は、中西が 37 位、伊丹が 58 位、阿曽光佑が 83 位。レース前半を盛り上げた阿曽圭佑はラスト 1 周回を残してリタイアしている。

上位進出こそならなかったものの、野中と阿曽圭佑を軸に戦った 2 日間。要所でのアシストや阿曽圭佑自らの逃げグループ形成、さらに野中のアタックなど、チームとして機能していることを再確認できた場でもあった。レース前のミーティングはもとより、スタート 直前まで選手間で意見が飛び交うなど、それぞれが戦う姿勢を示していることも明るい材料だ。

チームは引き続き、J プロツアーを中心に国内レースを転戦しつつ、その先に控える UCI レースも見据える。今シーズン国内初勝利、そして UCI ポイントのさらなる獲得を目指すシーズン後半戦となる。

 

第 50 回 JBCF 西日本ロードクラシック 広島大会 Day-2(12.3km × 5 周回)結果

1 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ) 1 時間 31 分 21 秒

2 中根英登(愛三工業レーシングチーム) +0 秒

3 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +0 秒

4 吉田隼人(マトリックスパワータグ) +7 秒

5 大久保陣(宇都宮ブリッツェン) +7 秒

6 西村大輝(シマノレーシング) +8 秒

7 ロイック・デリアック(フランス、ニールプライド・南信スバルサイクリングチーム)

+8秒

8 平井栄一(チーム UKYO) +8 秒

9 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、チーム UKYO) +8 秒

10 木村圭佑(シマノレーシング) +8 秒

22 野中竜馬(KINAN Cycling Team) +21 秒
37 中西重智(KINAN Cycling Team) +2 分 52 秒
58 伊丹健治(KINAN Cycling Team) +5 分 05 秒
83 阿曽光佑(KINAN Cycling Team) +12 分 48 秒
DNF 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team)

●監督・選手コメント

石田哲也監督 「以前のレースでもそうだったが、特に今回は前週の全日本選手権からの流れもあり、自分たちでアクションを起こしてレースを動かしていたあたりに、チームとしての進歩を感 じている。すぐに結果につながるものではないが、今後は強いチームを相手にどれだけクレバーに戦えるかをポイントにしていきたい」

阿曽圭佑
「1 周回目に自分からアタックした。何人かは付いてくるだろうと思って動いた結果、そのまま逃げグループの形成に至った。正直、あと少し逃げの人数がそろえばとも思うが、 それは仕方のないこと。再レースはスタートから全開で踏んだが、結果的に追いつかれてしまった。もう 1 周(4 周回目)まで逃げ続けられれば、チームとしての動きも違ったものになっていたと思うだけに、その点は悔しい」

text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

 

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