「 Yasunoriaaca 加藤康則」 のブログ

2017年から加藤康則の個人ブログに戻ります。更新頻度は?はてさて。。。

ようやく

随分とあきましたねぇ。

 

今回は日本におけるサイクルロードレースの立ち位置というか、置かれている環境について、僕個人がどう考えているか少し触れてみたいと思います。

 

プロ選手。

 

響は華やかですが、現実は違います。

 

街ゆく人々にサイクルロードレースのプロ選手って知っていますか???と訪ねても残念ながらまだまだプロ野球選手やサッカー選手ほど認知はされていません。

先日、イチロー選手の引退が大々的に取り上げられていましたが、残念ながらサイクルロードレースの選手であそこまで特集を組んでもらえる選手は皆無でしょう。

プロ選手として認知され注目してもらえるメジャースポーツとは違い、まだまだ業界全体が一般の人々に認知される為の努力をしなければならない状態です。というか今までと同じではなく、今までよりももっともっと一般の人々に認知される為の努力を継続し続けなければ、自転車競技には衰退の未来しか待っていないんです。

まぁ、何をもって衰退or発展とするのかの議論はここでは割愛しますね。

「若いみなさんが憧れるサイクルロードレースのプロ選手を想像してみてください」というとまず最初に上がってくる名前は本場ヨーロッパの選手たちではないでしょうか?

 

サガンやフルームといった有名な選手に憧れるのは自然な流れでしょう。

 

ヨーロッパ神話(皮肉も含めてこう表現します)

 

一部では本場のヨーロッパで通用しないならば競技なんか辞めてしまえなんていう考え方も聞いたりします。

潔くて素晴らしい考え方かもしれません。

しかし、日本のサイクルロードレースの未来、業界の未来を考えた時にもしもそのまま競技を辞めて全く別の(自転車とは縁も所縁も無い)業界に行ってしまったら。。。

そんな勿体無いことはないと考えています。

それぞれがそれぞれの人生を歩む権利が、自由に選択できる権利がありますので、こちらからとやかくいうことはできませんが、それでもそういった全く違う世界に旅立って行った選手も多く見てきました。

 

個人的にはそんな流れではなく、この業界にそのまま留まって素晴らしい経験を次の世代につないでいける、そんな業界にとって有難い流れがもっともっと増えていくことを願っています。

 

なぜってこれから日本人の誰も経験したことのない、人口減の時代がやってくるんです。

全てのスポーツ間で子供の取り合いが、すでに始まっているんです。

 

いかに優秀な人材がこの業界に入ってきてくれるか?留まってくれるか?

 

サイクルスポーツの業界全体で真剣に取り組んでいかなければなりません。

 

今日はここまで。

 

次回はキナンサイクリングチームが必要としているプロ選手のあり方について触れていこうと思います。