「 Yasunoriaaca 加藤康則」 のブログ

2017年から加藤康則の個人ブログに戻ります。更新頻度は?はてさて。。。

INTERNATIONAL TOUR de BANYUWANGI IJEN2016 第4ステージ

f:id:yasunori0625:20160514225058j:plain

INTERNATIONAL TOUR de BANYUWANGI IJEN2016 第4ステージ

TPI Muncar-Paltuding Ijen

最終日、頂上ゴールでジャイ・クロフォードが2位でフィニッシュするもステージ優勝者の不正発覚により、繰り上がりステージ優勝となりジャイ・個人総合優勝!

リカルド・ガルシアも個人総合2位に上がりチーム総合時間賞1位を獲得、ツールド熊野へ向けて好調ぶりをアピール。

 

今日のレースは、海岸の道を100km程走ってからイジェンの調上まで1800mを一気に駆け上がって山頂ゴールする。 まさにクライマーの為のステージだ。

ここに賭けた我々はジャイとリカルドを守り前半の100kmを集団前方でこなします。

ゴールの登りまでに8分差まで開く逃げが出来るもその後のコースを考えると吸収されるタイム差の範囲。

登りに入るまで、伊丹がひたすらアシスト役をかって出てくれた。 飲むためのボトル、頭にかける水、食事。30分おきにチームカーまで下がり5人分を一人で引き受け集団の前方へ上がる。

前半の100キロの間で5回以上は集団とチームカーの間を行き来している、それに加えてエースのトイレに立ち合い、用をたしたら集団へ引き上げる。こんな裏方の仕事をこなすアシストがいるおかげで、エースが集中してレースを走ることができるのだ。

伊丹の働きで4人は山に備えて着々準備を進めます。 そして100km過ぎ、バニュワンギの街を通過して大きく右に曲がると最後の山場、そびえ立つイジェン山が目の前に現れ最後の勝負どころが始まりました。 ワントラブルでタイムを失う状況にチームカーも緊迫します。

登り始めるとすぐにスプリンターやそれまで集団をコントロールしていたアシスト選手たちが遅れはじめ、その後もみるみるうちに次々と選手たちが遅れ出す厳しい状況。

チームカーで遅れた選手たちをパスしながら勾配が増していく山道を進むが、今度は車が次々とオーバーヒートして立往生。 勾配がきつすぎて登れないのである。

一度停まるとクラッチを繋げる時に焦げた匂いと大きな煙で周りは真っ白になる。

そのまま止まらない様にチームカーを進めると、審判者も止まり、チーフコミッセールがバイクに乗り換えて審判を続けるほど。

そしてそれまでサポートに徹していた阿曽を山の中腹でパス、ウェズリーを残り5kmでパス、そしてリーダージャージを着るTeamUKYOのベンジャミンと一緒に走るリカルドをパスして20㎞の登りもあと3km。

前にいるのはあと2人。 次に見えてきたのがジャイ。一人だ…。

昨年のディフェンディングチャンピオンのポーリー・ペーターに2分先に行かれている。 頑張れジャイ!後ろは来ない。が前も遠い…。ホワイトボードで知らされるポーリーとの差は縮まらず。 渾身の走りで2位フィニッシュ。

その後、リカルド、ウェズリー、阿曽とゴールしてくる。アシストに徹した伊丹も無事に登りきった。 結果は上出来である。優勝は逃したものの個人総合2位、3位とチーム総合優勝という大切なものを手に入れられた。

と思っていた。

ところがなんと表彰後にクレームが。。。優勝したポーリー・ペーターは出走サイン後スタート直前にそれまで乗っていた自転車からフロントディレーラーなし、フロントギヤはシングルという規則違反の可能性のある自転車に乗り換えて出走という不正をしているとのクレームがいくつかのチームから入った。

そしてその自転車は没収されて審判の審議の結果。。。

ジャイのステージ優勝、個人総合優勝が決定!

リカルドも個人総合2位となり、チームみんなの頑張りのおかげでチーム総合1位となった。

今回も応援をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

次戦もインドネシアで5/19〜5/23の期間で開催される tour de FLOLES に同じメンバーで挑みます。

これからも応援よろしくお願いいたします。

[第4ステージ・レース結果]

1.ジャイ・クロフォード

2.SURYADI Bambang +2分01秒

3.GRIFFIN Logan  +2分41秒

5.リカルド・ガルシア +2分50秒

19. ウェズリー・サルツバーガー +7分34秒

27. 阿曽 圭佑 +9分35秒

66. 伊丹 健治 +26分33秒

[総合時間順位.最終] 

1. ジャイ・クロフォード

2. リカルド・ガルシア +2分56秒

3. DADI Suryadi +3分05秒

22. 阿曽 圭佑 +13分11秒

47. ウェズリー・サルツバーガー +28分55秒

71. 伊丹 健治 +50分09秒

キナンサイクリングチーム石田哲也

 

▼KINAN Cycling Teamは皆様に支えられ活動しています。

-株式会社キナン http://www.kinan.co.jp/
-NPO法人 SPORTS PRODUCE 熊野 http://www.nspk.net/
-YONEX http://www.yonex.co.jp/roadbike/
-Champion System Japan http://www.champ-sys.jp/
-FULCRUM http://www.riogrande.co.jp/brand/node/2440
-IRC TIRE http://www.irc-tire.com/ja/bc/
-uvex http://www.uvex-sports.jp/
-ATHLETUNE http://athletune.hayato-kk.com/
-WAKO‘S http://www.wako-chemical.co.jp/
-igname Sports Aroma http://www.igname.net/
-DISSETARE http://www.dissetare.com/
-KINANCyclingTeam http://kinan-cycling.com/
-KINAN AACAcup http://www.coupedeaaca.com

-Twitter @teamKINAN