「 Yasunoriaaca 加藤康則」 のブログ

2017年から加藤康則の個人ブログに戻ります。更新頻度は?はてさて。。。

KINAN COUPE DE AACA第5戦 102km

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KINAN COUPE DE AACA 第 5 戦 ジェゾン・ヴァラド選手が 10 人のスプリント勝負を制する

● KINAN COUPE DE AACA第5戦 102km(5.1km × 20 周回)

● KINAN Cycling Team 出場選手

阿曽光佑
野中竜馬
中西重智

東海地方のロードレースシリーズ「KINAN COUPE DE AACA」は5月15日、2016年 シーズンの第 5 戦を国営木曽三川公園・長良川サービスセンター前特設コース(岐阜県海 津市)で開催。

メーンの 1-1 クラス(102km、5.1km × 20 周回)では、10 選手による優勝争いをジェゾン・ヴァラド選手(ニールプライド・ナンシンスバルサイクリングチーム) が制し、4 月に行われた第 4 戦第 3 ステージに続く勝利を挙げた。全戦のポイントで争うシリーズ総合順位では、KINAN Cycling Team の野中竜馬が首位に立っている。

今シーズンのシリーズ開幕以来、連続してレース会場となっている長良川沿いのコースは、 時期によって風向きが大きく変わることから、レース経験の豊富な選手たちでも対応に苦慮するところ。この日は第 4 戦までとは異なり、南向きの風。おおよそ南北に往復するレイアウトのコースは、往路が追い風で、復路が強い向かい風となった。

ホストチームであるKINAN Cycling Teamは現在、UCIアジアツアー出場のためインドネシア遠征組と、国内組とに分かれて活動中。今回は阿曽光佑、野中竜馬、中西重智が参 戦した。

また、愛三工業レーシングチーム、シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDA レーシングチーム、 那須ブラーゼンなど、国内トップチームからも選手がスタートラインに就いた。

16th May 2016

2 周回目に形成された逃げグループは、レースが半分を過ぎるところまでリードを続けた。 メンバーは中西を筆頭に、愛三工業レーシングチームの中島康晴選手、中根英登選手、シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDA レーシングチームの小渡健悟選手が加わり、快調に飛ば す。

続く大きな動きは 11 周回目。長良川名物の Z コーナーと強い追い風を利用してペースア ップ。10 人がメーン集団から抜け出す。メンバーは愛三 4 人、ニールプライド 3 人、那 須ブラーゼン、シエルヴォ、KINAN がそれぞれ 1 人。KINAN 勢は野中が入り、阿曽光佑は後方集団に待機となる。

やがて 10 人が逃げていた 4 人に合流。出場 6 人全員が加わった愛三勢をはじめ、各選手 が先頭交代のローテーションを繰り返し、後続との差を大きく広げる。後方のグループと は 1 分以上の差となり、先頭 14 人の中から優勝者が出ることは濃厚な状況となった。

徐々に人数を減らし 10 人となった先頭集団は、17 周回目で 5 選手が一時リードしたもの の決定打には至らず後続が合流。アタックも散発したが、いずれも厳しいチェックにあい失敗。集団はひとかたまりのままラスト 1 周の鐘を聞いた。

各選手スプリント勝負を意識して激しい位置取り争いを繰り広げる。そして、最終コーナ ーを前にフィニッシュ目がけて加速を開始。

ここで力強いスプリントを見せたのは、最終コーナーを 3 番手で抜けたヴァラド選手。前 を行く選手たちをかわすと、上り基調のスプリントで他選手の先行を許さずトップでフィ ニッシュ。野中が最後の最後で追い込んだものの、あと一歩届かず 2 位だった。

野中は優勝こそ逃したものの、優勝した第 3 戦、ステージレース形式で総合優勝した第 4 戦と合わせ、獲得ポイントでシリーズ総合順位でトップに立った。第 6 戦からはリーダー ジャージを着用する。

5 月下旬以降、ツアー・オブ・ジャパンツール・ド・熊野、全日本選手権など、ビッグ レースが続くことを見据えて参戦した選手やチームが多かった今回。ハイレベルの戦いが 繰り広げられ、会場は大きな盛り上がりを見せた。

2016 KINAN COUPE DE AACA第5戦1-1クラス(102km、5.1km×20周回)結果

1 ジェゾン・ヴァラド(ニールプライド・ナンシンスバルサイクリングチーム)

2 野中竜馬(KINAN Cycling Team)

3 福田真平(愛三工業レーシングチーム)

4 下島将輝(那須ブラーゼン)

5 中根英登(愛三工業レーシングチーム)

2016 COUPE DE AACA ポイントランキング(第 5 戦終了時)

1 野中竜馬(KINAN Cycling Team) 976pts

2 ジェゾン・ヴァラド(ニールプライド・ナンシンスバルサイクリングチーム) 640pts

3 中村龍太郎(スネルシクロクロスチーム) 512pts

3 山本雅道(シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDA レーシングチーム) 512pts

■大好評のレーススキルアップ講座

「KINAN COUPE DE AACA」では毎回、レーススキルアップ講座を実施。講師は KINAN Cycling Team の選手たちが務め、レース中に重要な先頭交代のローテーションや、集団 走行のスキルを身に着けることを目的としている。

第 5 戦の会場で行われた講座は、ディスカッション形式で参加者からの質問に選手たちが 答える形で行われた。レースでの走りはもとより、普段の食事や睡眠時間など、生活面に関する疑問も寄せられ、選手たちは自身の経験や持論を踏まえながら回答した。ときおり 冗談が飛び交うなど、終始和やかな雰囲気の中で選手とライダーとのやり取りが続いた。

愛知県豊田市からレースに参加した吉村さんは、「レース経験が浅いので、ローテーションでの走り方や先頭交代のタイミングが知りたかった。プロ選手から分かりやすく教えてもらうことができて満足している」と笑顔。今回はレースを終えてからの講座出席だったこともあり、次戦以降の走りにつなげるつもりだ。

この講座は選手と一緒に走りながら、重要なポイントを確認することができるのも魅力。 今回は質疑応答のみだったが、次回以降は走行しながらのスキルアップを目指す機会も設けられる予定だ。講座参加は無料、詳細についてはシリーズ公式 Web にて案内があるので、そちらをご覧いただきたい。

text&photo:Syunsuke FUKUMITSU 

 

野中選手の漢の走りは動画でご覧ください。

2016 Coupe de AACA 第5戦 - YouTube

 

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