「 Yasunoriaaca 加藤康則」 のブログ

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Jelajah Malaysia 2016 第 1 ステージ クアラルンプール〜イポー 206.5km

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text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

 

ジェラジャ・マレーシア 2016 開幕

逃げ切りに成功した野中が 6 位と好スタート

18th October 2016

●ジェラジャ・マレーシア 2016(Jelajah Malaysia 2016) UCI Asia Tour 2.2

2016年10月18~22日開催
第 1 ステージ クアラルンプール(KUALA LUMPUR)~イポー(IPOH) 206.5km

●出場選手
阿曽圭佑
野中竜馬
中西重智
中西健児

UCI アジアツアー 2.2 クラスのステージレース、「ジェラジャ・マレーシア 2016(Jelajah Malaysia 2016)」が10月18日に開幕。KINAN Cycling Teamは今大会へ2年連続の参戦。この日は第 1 ステージが行われ、野中竜馬がステージ 6 位と好スタートを切った。

昨年は開催延期が続き、12 月にレースが行われたが、今年は予定通りに実施が決まった。 KINAN Cycling Team は 2 年連続の招待を受け、日本人選手強化の一環として大会へと臨むこととなった。メンバーは野中を筆頭に、阿曽圭佑、中西重智、このほどトレーニー (研修生)としてチームに加わった中西健児(同志社大学体育会自転車競技部)が初のメンバー入り。この大会は最大で 6 選手が出場できるが、2 枠残した 4 人で参加している点 も、選手強化の意味合いを持つ。

9 カ国・17 チームが出場している今大会。第 1 ステージはマレーシアの首都・クアラルンプールから、同国北部のイポーを目指す 206.5km。コースは序盤に山岳ポイントが 1 カ所 あるものの、おおむね平坦なレイアウト。ただし、暑さとの戦いであることも忘れてはならない。

レース序盤は逃げ狙いのアタックが頻発。KINAN 勢も各選手がきっちりチェックへと動 き、いつ逃げが容認されても対応できる状態をつくる。しばしの攻防を経て、逃げが決ま ったのは 40km 手前。12 人の先頭グループに野中が加わった。さらに、他チームの選手とともに中西健児がメイン集団からのブリッジを図る。これは失敗に終わるが、チームとしてはまずまずの出だしとなった。

その後逃げの人数が増え、最大で 16 人に膨らむ。有力チームはすべてエースクラスをこ のグループへと送り込んだことにより、メイン集団に追撃の勢いは感じられない。KINAN 勢は形勢を優位にすべく、各選手がメイン集団から逃げへの合流を図るも、タイム差が大きかったこともあり、勝負を野中に託す形となった。

先頭グループの逃げ切りが濃厚となった残り 20km 地点で、3 選手がアタック。ここで野中がチェックに動くも食らいつくことはできず、5人による追走グループで前を目指した。 だが、タイム差は開く一方に。結局、アタックを決めた 3 選手による優勝争いとなり、最後は独走に持ち込んだ、ピシュガマン・サイクリングチームのラヒーム・エマミ選手(イラン)がステージ勝利を果たした。

後続は 18 秒差で 2 選手がフィニッシュし、さらに約 1 分の差で野中たちのグループがやってきた。4 位争いのスプリントとなり、野中は先頭こそ確保できなかったものの、ステージ 6 位でこのステージを終えた。

終盤に入り、メイン集団でも動きがあり、いくつものグループに分裂。その中で阿曽と中西重智が前方のグループに入り、果敢に前をうかがった。最終的に、阿曽がトップから 7 分 7 秒差の 21 位、アシストを終えた中西重智と中西健児は 9 分 48 秒差のグルペットでのフィニッシュとなり、それぞれ 54 位と 73 位だった。

野中を上位に送り込み、チームとしては上々の幕開けとなった KINAN Cycling Team。 第 2 ステージ以降、さらなる総合ジャンプアップを賭けて、果敢に挑むこととなる。

19 日に行われる第 2 ステージは、スンガイ・シプトからキャメロンハイランドまでの 113.4km。ツール・ド・ランカウイでもおなじみの山岳だが、今大会でもハイライトとなることは間違いない。レース中盤から後半にかけて 1 級山岳が待ち受け、その後 2 級山岳 を越えてフィニッシュを迎える。大会初日から消耗度の高いレースとなったこともあり、 続くクイーンステージでは主役の大幅な入れ替わりも考えられる。

なお、大会は 22 日まで行われる。第 3 ステージ以降はマレー半島東部、南シナ海沿いへ と舞台を移し、クアラトレンガヌにフィニッシュする第 5 ステージで閉幕する。

ジェラジャ・マレーシア第 1 ステージ結果(206.5km)
1 ラヒーム・エマミ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) 4 時間 44 分 5 秒
2 ルストム・リム(フィリピン、セブンイレブン・サヴァ RVP フィリピン) +18 秒
3 エドガー・ノハレス(スペイン、セブンイレブン・サヴァ RVP フィリピン)
4 ヌル・アミルル・ファクルディン・マルズキ(マレーシア、トレンガヌサイクリングチ ーム) +1分13秒
5 ジェシー・ジェームス・イワート(オーストラリア、セブンイレブン・サヴァRVPフ ィリピン)
6 野中竜馬(KINAN Cycling Team)
7 アルヴィン・モアゼミ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) +1 分 15 秒
8 ニク・モハド・アズワン・ズルキフリエ(マレーシア、マレーシアナショナルチーム)

9 パク・スンベク(韓国、KSPO) +3 分 8 秒
10 リエン・スクールハイス(オランダ、ブラックインク サイクリングチーム)

21 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +7 分 7 秒
54 中西重智(KINAN Cycling Team) +9 分 48 秒
73 中西健児(KINAN Cycling Team) +9 分 48 秒

個人総合時間賞

1 ラヒーム・エマミ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム)4時間43分55秒

2 ルストム・リム(フィリピン、セブンイレブン・サヴァ RVP フィリピン) +21 秒
3 エドガー・ノハレス(スペイン、セブンイレブン・サヴァ RVP フィリピン) +24 秒
4 ヌル・アミルル・ファクルディン・マルズキ(マレーシア、トレンガヌサイクリングチ ーム) +1分19秒

5 ジェシー・ジェームス・イワート(オーストラリア、セブンイレブン・サヴァRVPフ ィリピン) +1分23秒
6 野中竜馬(KINAN Cycling Team)
7 アルヴィン・モアゼミ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) +1 分 25 秒

8 ニク・モハド・アズワン・ズルキフリエ(マレーシア、マレーシアナショナルチーム)

9 パク・スンベク(韓国、KSPO) +3 分 12 秒
10 リエン・スクールハイス(オランダ、ブラックインク サイクリングチーム) +3 分 18 秒
21 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +7 分 17 秒
56 中西重智(KINAN Cycling Team) +9 分 58 秒
73 中西健児(KINAN Cycling Team) +9 分 58 秒

ヤングライダー賞

1 ジェシー・ジェームス・イワート(オーストラリア、セブンイレブン・サヴァRVPフ ィリピン) 4時間45分18秒
23 中西健児(KINAN Cycling Team) +8 分 35 秒

チーム総合時間賞

1 セブンイレブン・サヴァ RVP フィリピン 14 時間 14 分 4 秒 6 KINAN Cycling Team +16 分 19 秒

ポイント賞

1 ラヒーム・エマミ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) 15pts 7 野中竜馬(KINAN Cycling Team) 6pts

山岳賞

1 バムバン・スリャディ(インドネシア、ブラックインク サイクリングチーム)

●監督・選手コメント

石田哲也監督

「幸先はよい。これまで多かった逃げへの乗り遅れが今回まったくなく、要所でしっかり と反応できていたのは、選手たちにとっても自信になったのではないか。明日については、 エマミを守りたいピシュガマン勢に対し、他の上位チームがどう動くのか。出方を探りな がら、チームとして展開できればと思う。選手たちは調子がよく、連携もしっかり取れて いる」

阿曽圭佑

「12 人の逃げがいった段階で、そこに加わろうと追ったものの上手くいかなかった。総

合を考えて前との差を縮めようと、集団でも何度か仕掛けたもののいずれも結果につなが らなかった。残り 10km 手前で抜け出して、3 人で何とかペースを上げてフィニッシュし た。第 2 ステージは、上りで力の差が出ると思う。できるだけ前方に残って、総合順位を 上げたい」

野中竜馬

「最後まで勝負どころに残ることができたのはよかった。ただ消耗はしているので、明日 までにできるだけ回復させたい。チャンスのある位置につけられたので、しっかりと狙っ ていきたい」

中西重智

「無駄に動くことなく野中さんを逃げに送り込めてよかった。集団内では楽に走ることが できていたが、残り 40km を切ってからイラン勢がペースを上げたことで少し消耗してし まって、追走グループで(阿曽)圭佑をアシストしきれなかったのは残念だった。明日は できるだけ野中さんと圭佑をアシストして上位へ送り出したい」

中西健児

「アジアのレースがどんなものかを知るには十分な 1 日だった。メイン集団から逃げグル ープへのブリッジを図ったときは、イラン勢と韓国勢の強くて中切れしてしまった。雰囲 気が分かったので、明日からもしっかり走りたい」

 

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