ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム - 「 Yasunoriaaca 加藤康則」のブログ

f:id:yasunori0625:20161029123320j:plain

text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

世界のトップライダーと肩を並べて走行

31st October 2016

● J:COM presents 2016 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

2016年10月29日開催

●出場選手
伊丹健治
阿曽光佑
中西重智

7 月に行われたツール・ド・フランスで活躍した選手と、国内トップチームのライダーとが一堂に会し、さいたま新都心を舞台にレースを繰り広げた「J:COM presents 2016 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。KINAN Cycling Team から伊丹健治、阿曽光佑、中西重智の 3 選手が出場し、世界の一線級と同じプロトンで走行した。

日本が誇る都市機能の象徴でもある、さいたま新都心。高層ビル群の中を縫う 1 周 3.1km のサーキットに、ツールのエッセンスが融合。サイクルロードレースシーズンの締めくくりにふさわしい華やかさは、日本はもとより世界的にもメジャーなイベントとなっている。

メインのクリテリウムに先立ち、関連レースとして「個人タイムトライアル」と「ポイントレース」を実施。個人タイムトライアルには、チームを代表して伊丹が出走。男子カテゴリーの先陣を切ってコースへと飛び出し、4 分 16 秒 88 で走破した。

7 周回で争われたポイントレースには、阿曽と中西が登場。1 周回目から阿曽が 5 人の逃げに加わり、先頭グループを引っ張る快走を披露。奇数周回に設けられた中間ポイントでは、1 周回目と 3 周回目で 5 位通過。それぞれ 1 ポイントずつ獲得し、上位をうかがった。また、中西はメイン集団内で無難にレースを展開。続くクリテリウムへとつなげた。

そして、メインイベントのクリテリウム。UCI ワールドチームを含む国内外 14 チーム・51 人がスタートし、20 周回で勝負が決まる。ここで見せ場を作ったのは伊丹。2 周回目に決まった逃げグループへと乗り込み、レース前半をリード。3 周回目に設けられた中間スプリントでは 4 位通過し、2 ポイントを獲得。その後はメイン集団に吸収されたが、プロトン全体の活性化に一役買った。また、阿曽と中西は終始集団内を走行。最終的にトップから 18 秒差でフィニッシュした。

3 選手それぞれにアピールチャンスを生かした今回。世界約 170 カ国で放映されるサイクルロードレース界最大級のイベントにおいて、伊丹・阿曽・中西、そして KINAN Cycling Team は確かな足跡を残した。

個人タイムトライアル結果(3.1km × 1 周回)

1 ペトル・ヴァコッチ(チェコ、エティックス・クイックステップ) 4 分 4 秒 20

12 伊丹健治(KINAN Cycling Team) +12 秒

ポイントレース結果(3.1km × 7 周回)

1 新城幸也(ツール・ド・フランスジャパンチーム) 12pts

11 阿曽光佑(KINAN Cycling Team) 2pts
34 中西重智(KINAN Cycling Team) 0pts

クリテリウムメインレース結果(3.1km × 20 周回)

1 ペテル・サガン(スロバキア、ティンコフ) 1 時間 22 分 2 秒

46 中西重智(KINAN Cycling Team) +18 秒
48 阿曽光佑(KINAN Cycling Team)
49 伊丹健治(KINAN Cycling Team)

ポイント賞

1 マルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) 12pts