「 Yasunoriaaca 加藤康則」 のブログ

2017年から加藤康則の個人ブログに戻ります。更新頻度は?はてさて。。。

Jelajah Malaysia 第 5 ステージ ケママン〜クアラトレンガヌ 142.7km

f:id:yasunori0625:20161022145732j:plain

text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

 

ジェラジャ・マレーシア 2016 第 5 ステージ

勝利にはつながらずも中西健児がラスト 3km のアタックで見せ場を作る

22nd October 2016

●ジェラジャ・マレーシア 2016(Jelajah Malaysia 2016) UCI Asia Tour 2.2

2016年10月18~22日開催
第 5 ステージ ケママン(KEMAMAN)~クアラトレンガヌ(KUALA TERENGGANU)

142.7km

●出場選手
野中竜馬
中西重智
中西健児(トレーニー)

UCI(国際自転車競技連合)アジアツアー 2.2 クラスのステージレース「ジェラジャ・マ レーシア2016(Jelajah Malaysia 2016)」は最終日となる10月22日、第5ステージが 行われた。KINAN Cycling Team は勝利にこそつながらなかったものの、中西健児がラ スト 3km でアタック。メイン集団からの飛び出しを図り、レースの最終局面で見せ場を 作った。

18 日に開幕した今年のジェラジャ・マレーシアだが、いよいよ最後の戦いを迎えた。ケ ママンをスタートし、マレー半島東部の主要都市・クアラトレンガヌを最終目的地とする 142.7km。南シナ海沿いを走るルートは、平坦でこそあるものの、風向きによっては波乱 を呼ぶ可能性もあった。

KINAN 勢は、前日同様に野中竜馬、中西重智、中西健児の 3 選手が出走。パレード走行 を経てアクチュアル(正式)スタートが切られると、すぐさま逃げ狙いのアタックの応酬 となり、KINAN 勢も積極的に絡むが逃げグループ形成までには至らず。アタックとメイ ン集団による吸収との繰り返しの末、4 人の逃げが決まったのはスタートから約 50km 走 ったところだった。このグループに KINAN 勢は入らず、メイン集団でレースを進めていった。

逃げる 4 人とメイン集団との差は、さほど大きく広がることはなく、後半にかけて少しず つ縮小傾向にあった。しかし、前を急ぐ選手たちも粘りを見せ、残り 5km を切ってもメ イン集団は 4 人をキャッチできず。逃げ切りか、メイン集団が吸収してからのスプリント か、勝負の行方は混沌となった。

ここで見せ場を作ったのは KINAN の中西健児。2 選手の動きに乗じ、メイン集団から逃 げグループへのブリッジを狙った。これは 1km ほど進んだところで吸収されてしまった が、活性化する集団の中で存在感を示した。

熾烈を極めたステージ優勝争いだったが、逃げグループ内でレースを進めたパク・スンベ ク選手(韓国、KSPO)が 2 秒差でメイン集団をかわして、トップでフィニッシュライン へ。フィニッシュでのポイントと、この日の中間スプリント 3 カ所のうち 2 つを 1 位で通 過したことで、逆転でのポイント賞獲得も決まった。

KINAN 勢は、野中がメイン集団と同タイムでフィニッシュし 26 位。アシストに徹した 中西重智が 69 位、中西健児は 70 位だった。

総合は第 2 ステージからのリードを守りきったアルヴィン・モアゼミ選手(イラン、ピシ ュガマン・ジャイアントチーム)が 2 位に 3 分以上のタイム差をつけて優勝。KINAN 勢 は、中西健児が 31 位、野中竜馬が 42 位、中西重智が 44 位という結果だった。

マレーシアを巡る 5 日間の戦いは、これで閉幕。2 年連続の参戦を果たした KINAN Cycling Team は、各ステージで選手たちが挑戦する姿勢を見せ続けた。選手間の連携も マッチしており、あとは大きなリザルトを手にするだけといえそうだ。今季は終盤に差し 掛かっているが、引き続きレース出場が予定されており、残るシーズンで成果を出したい ところだ。

ジェラジャ・マレーシア第 5 ステージ結果(142.7km)
1 パク・スンベク(韓国、KSPO) 3 時間 14 分 37 秒
2 イルワンディ・ラカセク(マレーシア、NSC・マイクロンサイクリングチーム) +2 秒

3 ダディ・スリャディ(インドネシア、トレンガヌサイクリングチーム)
4 ソー・ジュンヨン(韓国、KSPO)

5 モハド・ハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)
6 モハド・ザムリ・サレー(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)
7 モハメド・エリャス・モハメドユーソフ(シンガポールシンガポールサイクリングフ ェデレーション)
8 チェク・モハマド・シャミル・チェクロムリ(マレーシア、ペルサダ・DCC)
9 ライアン・マキャナリー(オーストラリア、ペガサスコンチネンタルサイクリングチ ーム)
10 モハンマド・サウフィ・マットセナン(マレーシア、ペルサダ・DCC)
26 野中竜馬(KINAN Cycling Team) +2 秒
69 中西重智(KINAN Cycling Team) +1 分 34 秒
70 中西健児(KINAN Cycling Team) +2 分 4 秒

個人総合時間賞

1 アルヴィン・モアゼミ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) 17 時間 53 分 54 秒

2  アミール・コラドウズ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) +3 分 2 秒

3  レザ・ホッセイニ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) +3 分 4 秒

4  ラヒーム・エマミ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) +3 分 34 秒

5  マーク・ジョン・レクサー・ガレド(フィリピン、セブンイレブン・サヴァ RVP フィ

リピン) +5分49秒
6 エドガー・ノハレス(スペイン、セブンイレブン・サヴァRVPフィリピン)+7分3 秒
7 ニク・モハド・アズワン・ズルキフリエ(マレーシア、マレーシアナショナルチーム)

+7分31秒
8 マルセロ・フェリペ(フィリピン、セブンイレブン・サヴァ RVP フィリピン) +7 分 38 秒
9 ルストム・リム(フィリピン、セブンイレブン・サヴァRVPフィリピン)+9分4秒

10 ゴン・ヒョソク(韓国、KSPO) +9 分 57 秒
31 中西健児(KINAN Cycling Team) +30 分 29 秒
42 野中竜馬(KINAN Cycling Team) +38 分 43 秒
44 中西重智(KINAN Cycling Team) +40 分 19 秒

ヤングライダー賞

1 ジェシー・ジェームス・イワート(オーストラリア、セブンイレブン・サヴァRVP

ィリピン) 18時間4分8秒
10 中西健児(KINAN Cycling Team) +20 分 15 秒

チーム総合時間賞

1 ピシュガマン・ジャイアントチーム 53 時間 43 分 53 秒 7 KINAN Cycling Team +1時間8分23秒

ポイント賞

1 パク・スンベク(韓国、KSPO) 51pts

21 野中竜馬(KINAN Cycling Team) 9pts

22 中西重智(KINAN Cycling Team) 9pts

39 中西健児(KINAN Cycling Team) 1pts

山岳賞

1 アミール・コラドウズ(イラン、ピシュガマン・ジャイアントチーム) 50pts

14 中西重智(KINAN Cycling Team) 3pts

●監督・選手コメント

石田哲也監督

「日本人選手だけで果敢に挑んだことは、きっと今後につながるだろう。今回のような走 りができれば、きっと成績にも直結してくる。来シーズンが楽しみだ」

野中竜馬

「今回は日本人選手だけで臨んで、みんなで結果を出そうと話し合っていた。第 1 ステー ジでは僕が、第 2 ステージでは阿曽が、第 3 ステージでは中西重智がそれぞれ逃げること ができたが、チームとして 1 度は表彰台に上がっておきたかったというのが本音。それで も、大会全体を通して自分たちが動くべき局面で動けていたし、これがフルメンバー(今 大会は 6 人)だったら、もっとよい形できると思う。4 人の連携も完璧だったと思うし、 あとは目に見えて分かる結果を出すだけだ」

中西重智

「全然走れずに終わってしまった昨年のことがあったので、大会前は少し不安だった。各 ステージみんなで動いていって、その中で自分がアタックに成功した第 3 ステージは、逃げ切れずに本当に悔しい。大会が終わってみればすごくあっけなく感じられて、もっと何 かできたのではないかとも思うが、これが今の実力だと捉えている。何より、5 日間楽しめたのはよかった」

中西健児

「大会前に自分が思っていた以上に、レースではアタックができて、チームメートへのア シストもでき、しっかりと走れてよかった。アタックや逃げの展開となることが多い UCI アジアツアーは、自分にとって得意なレースが多いのではないか」

 

モリコロパークでクリスマスライドはいかがですか!?

HOME - morikoro-velofesta ページ!

f:id:yasunori0625:20161008221046j:plain

 

▼11/20の最終戦、エントリー受付中!

www.coupedeaaca.com

 

▼KINAN Cycling Teamは皆様に支えられ活動しています。

-株式会社キナン http://www.kinan.co.jp/

-NPO法人 SPORTS PRODUCE 熊野 http://www.nspk.net/

-YONEX http://www.yonex.co.jp/roadbike/

-Champion System Japan http://www.champ-sys.jp/

-FULCRUM http://www.riogrande.co.jp/brand/node/2440

-IRC TIRE http://www.irc-tire.com/ja/bc/

-uvex http://www.uvex-sports.jp/

-ATHLETUNE http://www.athletune.com/

-WAKO‘S http://www.wako-chemical.co.jp/

-igname Sports Aroma http://www.igname.net/

-DISSETARE http://www.dissetare.com/

-KINANCyclingTeam http://kinan-cycling.com/

-KINAN AACAcup http://www.coupedeaaca.com

-Twitter @teamKINAN